教室レポート

教室作品展(2023) その1

毎年恒例になっている新春の会員さんの作品展を1月初めに開きました。写真には昨年12月に焼き上げた鴨方にある穴窯の作品が3点写っています。今年が卯の年ということでうさぎをモチーフにした作品が2点、徳利が1点です。うさぎは京都高山寺の鳥獣戯画にも出てきますが、擬人化されやすい動物のようです。それだけ昔から人との距離が近かったのでしょうか。炎のあたる表面には灰がよくかかり、裏面は緋色の地肌になっています。左側にあるお皿は市松模様の練込み作品です。市松模様はその柄が途切れることなく続いていくことから繁栄の意味がこめられ、子孫繁栄や事業拡大など縁起の良い模様として好まれています。最近では、東京2020オリンピック・パラリンピックのエンブレムにも使われていますが、古墳時代からあったともいわれ、昔からものに意味を見出して人は生きてきたのでしょうね。