教室レポート

「ー前衛陶芸の先駆けー 走泥社」展を観て

 今日、「前衛陶芸の先駆け 走泥社」展を観てきました。鈴木治先生の常設展示は何度か拝見しましたが、今回は笹山忠保、宮永理吉両先生の他、数は少ないですが熊倉順吉、山田光、林秀行先生の作品も展示されています。八木一夫先生の立ち上がっていないザムザ氏もあります。走泥社は1948年7月に設立され、50周年を迎えた1998年に解散されました。戦後の陶芸界に与えた影響は非常に大きなものがありますが、はや25年近く経ち世の中では忘れられてきています。しかし、個々の作品は今でも強烈な光を放っています。近くでこのような作品を目にできることは幸せなことで、展示に関わられた方々に感謝いたします。11月26日(土)まで岡山市の黒住教宝物館(086-284-2121)で展示されています。入館は無料です。

 今回はこれで終わりではなく、これまで幾度となく足を運んだ宝物館ですが、階下の会議室を拝見させて頂きました。横尾忠則氏のステンドグラスと大きなタペストリーが4枚掛かっており、この場所のための珍しい作品でした。