教室レポート

教室作品展(2021)その3

今回も作品展の続きです。1枚目の写真では、左の2点が青色の呉須というものと茶色の鉄という2種類の下絵の具で描かれています。前回も同じ絵の具で描かれたものがありましたが、前回は土が半磁土、今回は陶土と土が異なるため雰囲気も変わってきます。右の手前は平らに延ばした土の縁を少し上げた皿、奥は鎬(しのぎ)花瓶で白萩という釉薬の特徴を活かして模様のエッジが強調されています。2枚目の写真は手前左が黄瀬戸釉の中鉢、右が先程の鉄をドリップして白色の志野釉を掛け余白部分に織部釉を塗った角皿です。奥は白萩釉のトレー付きのカップです。器を重ねて使用することで色々な使い方ができ、気分を変えることができます。今年の作品展の解説についてはこれで終わりですが、ご覧いただいたように作品には人それぞれの個性が現れてきますね。