作品集

尖底鎬文深鉢

穴窯の初窯の結果は見たことのない光景でした。燃焼エリアの床が溶岩のよう に溶け作品やレンガが地面にめり込み、一列目の棚は前面に崩れ落ちていまし た。今までに経験したことのない物凄いエネルギーをこの時に感じました。そ のため 2 回目の窯ではこのエネルギーに負けない力強い造形が必要だと思い、 縄文時代の土器を思い浮かべました。圧倒的な自然の力に怖れを感じ祈りをさ さげるような姿が相応しいのではないかと。